未経験から介護業界へ就職する場合も業界内で転職する場合でも、仕事の探し方は3種類に分類することができます。そして、希望の条件にあう職場を見つけられるかどうかは選んだ探し方によるといっても過言ではありません。
この記事では介護の仕事をお探しのあなたのために、3種類の介護の仕事の探し方とそれぞれのメリットとデメリットをお教えします。
目次
ハローワークで仕事を探す方法
ハローワークで探す方法です。ハローワークとは、ご存知のとおり国が雇用促進のために設置している就職支援サービスです。求職者向けには職業相談や職業紹介、雇用保険の手続きのサービスがあります。
ハローワークのメリット
後述する民間の人材紹介サービスと比べてしまうとハローワークで仕事を探すメリットは少ないものです。なぜなら、ハローワークでできることは民間の人材紹介サービスで大抵のことができてしまうからですね。
ハローワークのメリットを強いていえば、地域に特化した求人が多いこと、そして求人の絶対数が多いことが挙げられるでしょう。また小規模事業者の求人が多いことも人によってはメリットになり得ます。
ハローワークのデメリット
ハローワークは雇用主(求人者)が求人を出しやすいため求人の絶対量は多いです。しかし、大量の求人の中から条件の良い求人を探し出すことが容易ではないとすぐに想像ができるでしょう。
実際、少しでも良い求人を探そうとする大勢の人であふれ混雑している地域もあります。求人票が更新される日の朝は行列ができることもありなおさら消耗することになります。
求人媒体で仕事を探す方法
求人媒体で仕事を探す方法とはフリーペーパーや雑誌、あるいはWEBサイトなどの媒体に掲載された求人の中から、希望の条件にあう求人を自力で探す方法です。自力で探すという点がハローワークや民間の人材紹介サービスとは異なります。
媒体の運営元は民間企業ですが求職者の負担は基本的にはありません。求人を掲載する雇用主が利用料や紹介料などを支払うことで成り立っています。フリーペーパーなどが良い例ですね。
求人媒体のメリット
掲載料や紹介料が発生することから雇用主も採用に向けてそれなりに力を入れています。また掲載料が高いほど媒体への露出が多くなることから、求職者も採用に力を入れている雇用主をひと目で見分けることができるでしょう。
加えて、WEBサイトの媒体であれば、数千・数万件の中から希望の条件にあう求人を瞬時に探し出すことが可能です。自宅にいながら好きなだけ求人を探すことができるので重宝します。
求人媒体のデメリット
たしかに求人媒体には自分のペースで求人を探せるメリットがあります。しかし、自力で求人を探すということが落とし穴となる可能性もあるのです。たとえば、媒体へ露出が多いため大手だと思っていたら離職率が高い職場だった…などよくある話でしょう。
スカウトでの採用もあり得る
スカウトでの採用とはいわゆるスカウターから声をかけられ紹介された職業に就くことです。なかでも重要な役職についている人を対象にしたものはヘッドハンティングと呼ばれ有名ですね。
求人媒体とスカウトは本来は異なるものです。しかしWEBサイトの媒体では登録者に対しスカウトメールが送られてくるところが多いためこちらにまとめています。
スカウトのメリットとデメリット
スカウトのメリットは一定の採用基準を満たしている求人を紹介してもらえるということです。もちろん、スカウトを受けても正式な応募が必要ですし面接で不採用になる場合もあります。それでも自ら応募するよりは多少なりとも就活を有利に進めることができるでしょう。
デメリットはスカウターにとっての求職者はあなただけではないということです。スカウトメールを受信したのはあなただけではない可能性があります。あなたのプロフィールをしっかり見たうえ求人とマッチすると思って送付してきたのか、手当たり次第送りつけているのかの見極めが肝心です。
人材紹介サービスで仕事を探す方法
希望条件を人材紹介会社(または人材派遣会社)に伝え、あなたの代わりに求人を探してもらうサービスです。代わりに探してもらう担当者は一般的にエージェント(≒代理人)と呼ばれます。
人材紹介サービスのメリット
人材紹介サービスのメリットは求職者と雇用主の間にエージェントが入ることです。その道のプロが介入することでアンマッチの可能性を極限まで抑えることできるため無駄がありません。雇用主からの信頼も高く非公開求人も多く取り扱っているのが特長です。
非公開求人とは雇用主側が求人を募集していることを公にしていない求人です。公にしていない理由はさまざまですが、広く募集をかけていないぶん条件の良い求人であることが一般的です。
また求職者に対するサポートが手厚いこともメリットの一つです。エージェントには職業紹介だけではなく相談にも乗ってもらうことも可能でしょう。
人材紹介サービスのデメリット
求職者と雇用主の間にエージェントが入るだけあって、人材紹介サービスを運営する企業が得意とする地域が異なります。たとえば関東圏や関西圏に特化した人材紹介サービスがあります。このデメリットについてはお住いの地域に強い人材紹介サービスを選ぶようにすれば何も問題はありません。
まとめ
ここまで介護の仕事を探す3種類の方法をご紹介してきました。さいごに、どの方法から取り組めばよいかわからないという方のためにおすすめの優先順位をご紹介します。
希望の条件で就職するための最短ルート
- 人材紹介サービス
- 求人媒体
- ハローワーク
やはりあなたの希望にあう求人をプロのエージェントに探してもらうのが1番の最短ルートでしょう。それでも見つからなければ次は求人媒体で探してみてはいかがでしょうか?情報量の観点から紙媒体よりもWEBサイトのほうがおすすめです。
以上、この記事があなたの仕事探しのお役にたてれば幸いです。