介護職員の志望動機の例を紹介!私はこれで転職・就職した

介護職員の志望動機の例を紹介!

就職の際に、最もよく聞かれることは志望動機です。当たり前のことですが、介護の仕事においてもそれは変わりません。業界全体で人手不足と言われてはいるものの、それなりの志望動機は必要です。

しかし、いざ志望動機を言語化しようとすると、意外にむずかしいものです。先輩の介護職員はどんな志望動機をもって介護業界に飛び込んだのか気になりませんか?

そこで今回は、私の例も含め介護の仕事を始めたきっかけについて、いくつかの例をご紹介します。

家族の介護経験が志望動機になった例

私が介護の仕事に興味を持ったのは、高校生の時の祖父の死がきっかけでした。祖父は祖母と二人で暮らしていましたが、祖父がある日パーキンソン病という進行性の病気になり、祖母が自宅で毎日のように介護をしていました。

そのような祖母の姿を見て、「何とかしてあげたい。」といつも思っていました。また高校生のころ学校で行った職業適性検査にて、介護職に適性があるという結果がでたことも福祉系の進路へ進むきっかけになったと思います。

それまで将来についてあまり考えた事はありませんでしたが、適性検査をきっかけに護の仕事に興味を持ち、将来は介護の仕事に就きたいという思いが強くなっていきました。

そして福祉系の大学へ進み、「福祉について学ぶのであればまずは現場で働いてみよう!」という思いから、介護の仕事を選択しました。

身近なところで起きた孤独死がきっかけになった例

次に私の職場で働いているTさんが、介護の仕事を始めるようになった動機をご紹介しましょう。Tさんは21歳の女性で介護を始めて2年目の職員です。Tさんのきっかけは近所の高齢者の方が亡くなったことでした。

その高齢者の方は1人暮らしをしており、近所の人からの通報で、家の中で亡くなられていることがわかったそうです。Tさんは身近なところで起きた孤独死にとても驚き、「人間が死ぬときはしっかりと看取ってあげたい。」と思うようになりました。

最期の時間をより良いものにしたい

Tさんのように人間の最期をしっかり支えたいという思いで、介護の仕事をしている人は比較的に多いように感じます。

介護の仕事をしていると、いつか必ず高齢者の死に関わる時が来ます。そのような時に利用者本人や、家族から感謝の言葉を言われると、介護の仕事をしてきて本当に良かったと思うことができます。

しかし、すべての高齢者が家族に見守られて亡くなるわけではありません。身内がいない高齢者や、家族が介護に協力的ではない高齢者の場合、その人に最期まで寄り添うことができるのは介護職員なのです。

仕事で学んだことを母の介護に生かしたい

最後に私の職場で働いているAさんの志望動機をご紹介しましょう。

Aさんは40歳の男性で介護を始めて5年目の職員です。Aさんは30歳の半ばまで、サラリーマンをしていましたが、一人暮らしをしていた母親が認知症になったことから、都会での仕事を辞めて母親の介護をすることを選びました。

しかし、介護について何も知識がなかったため、はじめは何から手を付けて良いのかわからず苦労したそうです。ひとまず介護施設で働きながらヘルパー2級の資格取得を目指し、介護スキルを身に付けようと考えました。

Aさんは現在も母親の介護をやりながら施設での仕事を続けています。「施設で学んだことを母親の介護に活かすことができるため本当に良かった」と言っています。

おわりに

介護職員の志望動機の例をご紹介してきました。介護の仕事を始めるきかっけは人それぞれですが、共通しているのは「誰かの役に立ちたい」という思いです。

介護の仕事は大変なことも多いですが、それ以上に多くの事を学び、経験し、成長できる場です。「誰かの役に立ちたい。」あなたにその思いがあるのであれば、履歴書や面接でしっかり伝えてくださいね。きっと共感してもらえると思います。

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